タルト・タタンが失敗とひらめきから生まれたのは、すごく有名なお話ー 名前は、19世紀にこのタルトを作ったタタン姉妹に由来するそうです。 元々は、「りんごのタルト」を作る筈だったのに、すっかりお喋りに講じてしまい、 先にりんごをふつふつと煮てしまった為、慌てて、タルト用の生地でりんごに蓋をし、焼いたのはいいけど、 どうやって出しましょう、とー咄嗟の思いつきで、お皿をかぶせ、えいっとひっくり返すと、 外側にだけカラメルがカリっとからまり、甘く香ばしく、中は、酸味を残してりんごが煮えて、 ちょうど、とろけそうな温かいタルトに仕上がっていたーとか。 りんごが大好きなので、この時期は毎日欠かさず食べていますが、少々飽きてきたので、 目先を変えて、以前から作ってみたかったタルト・タタンを作りました。 タルトタタンを作るの実は、初めて。 まずは、家にあったりんごをかき集めて・・と。 タタンに使うりんごはしっかり煮るので、酸味が強く煮くずれにくい紅玉がいいと思うんだけど、 とっても小さいので、王林とこの際、フジ(は普通使わないと思うけど)も合わせてみました。 りんご6個分、それにしても、すごい量!! これが一台のケーキに収まるなんて・・ りんごを4〜6等分にし、皮をむいて、バター・砂糖と一緒にぐつぐつ煮ます。 りんごが柔らかくなったら、仕上げは、強火で煮絡めるように、、 タタンって色が薄いとどうも美味しそうに見えないから、ここでしっかり色をつけなきゃ。。 カラメルを流した型に、りんごをぎゅうぎゅうに敷き詰めて、水分を飛ばす為、オーブンで30分焼きます。 途中だけど、かなり美味しそう ブリゼ生地を上に乗せて、端を巻き込んでから、再び、オーブンで30分。 出来た!! あ、でも、適当に生地を乗せて、巻き込んだからかなり雑な感じになってしまった。 端の巻き込んだ感じ、結構目立つワ やっぱり、型を当てて、寸法をもう少しきっちり作ればよかった(後悔。。) あら熱をとって、冷蔵庫で一晩寝かせておきました。 今日は土曜日、娘と一緒に朝ごはん(といっても既にお昼だったけど) 見栄えは、なかなか美味しそうに出来たけど、お味の方は・・ う〜〜ン、、濃厚ーーーー!! りんごの味がものすっごく凝縮されてるぅ〜 結構大きくカットしたけど、大正解!!トロリとしてるのに、フニャフニャじゃない。 このくらいの厚めの食感がすごくいい感じ う〜〜〜、、ごめんなさいm(_ _)m こんな美味しいタルトタタン初めてかも〜〜(自画自賛ですみません。。) タルトタタンを作る行程って、他のお菓子を作るよりも断然楽しいし♪ りんごの皮をただただ、無心で剥いてから、 バターとお砂糖でぐつぐつ煮ると、甘酸っぱい臭いが部屋中に漂って、なんだかすごく幸せな気分になれます。 りんごをバランスよく詰めていく作業もすごく好きー。 思ったよりも比較的ラクに出来ました〜 次回は、もう少し形にこだわって綺麗に作るゾ! 娘に「美味しい?」って聞くと、「う〜〜ン、、なんか離乳食みたい・・」だって。 ま、確かに、、そう言われれば、そうとも言えるような・・
by hitomille
| 2010-11-06 19:15
| 手作りお菓子
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